お知らせ

2025年11月23日

ココ、きみのせいじゃない~はなれてくらすことになるママとパパと子どものための絵本~

作者であるビィッキー・ランスキーさんは、アメリカで生まれ育ち、2人の子どもを持つシングルマザーで、ご自身で出版社を設立し子育てに関する著書を多数出版されています

その中でこの絵本は「はなれてくらすことになるママとパパと子どものための絵本」として、離婚による子どもの気持ちの変化や戸惑いについて、子どもと一緒に考えていく本です
 子どもは離婚について、どんな風に感じて不安になったり混乱したりしてしまうのか言葉にすることは難しく、どう関わっていけばよいかとても迷ってしまいますが
この絵本では、子どもってこんな風に考えているんだなということがよく分かりました
 子どもの今までに感じた事のない不安や悲しみ怒りなどについて、1つ1つ子どもの気持ちに寄り添い、どのページにもその時の子どもが抱えるであろう感情について丁寧な説明とアドバイス書かれており、子どもが表現しにくい感情にも気づくことが出来ると思います

分離は離婚だけではなく、今まで住んでいた所を離れて新しいお家に行く里子の立場でも同じじゃないかと思います
里親として子どもを受け入れる時、また、別の環境に送り出すとき
子どもがどういう気持ちで、どういうことを求めているか・・・
この絵本の中で、いろいろなヒントを見つけることが出来るのではないかと思います

この絵本を子どもと一緒に読んで、大人も子ども一緒に気持ちの整理をしたり、解決方法を考えていくのにも良い本だと思います

K.I


ヴィッキー・ランスキー 著
中川雅子 訳
ジェーンプリンス 絵